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Yamaha Clavinova CLP-152 Owner's Manual
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Yamaha digital piano owner's manual

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取扱説明書
このたびは、ヤマハ・クラビノーバを
お買い求めいただきまして、
まことにありがとうこざいました。
クラビノーバの機能を十分に生かして
演奏をお楽しみいただくために、
この「取扱説明書」をご活用ください。
お読みになったあとは、いつでも
ご覧になれるところに大切に保管して
くださいますよう、お願い申し上げます。

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Summary of Contents for Yamaha Clavinova CLP-152

  • Page 1 取扱説明書 このたびは、ヤマハ・クラビノーバを お買い求めいただきまして、 まことにありがとうこざいました。 クラビノーバの機能を十分に生かして 演奏をお楽しみいただくために、 この「取扱説明書」をご活用ください。 お読みになったあとは、いつでも ご覧になれるところに大切に保管して くださいますよう、お願い申し上げます。...
  • Page 2 「はじめに」では、クラビノーバの特長や、お使いになる上でのご注 意、読みたいページの見つけかた、各部の名称とはたらきなどにつ いて説明します。 クラビノーバを最初にお使いになる前に、必ずお読みください。 「基本編」では、基本的な音色選択をはじめ、ペダル効果や、演奏を 盛り上げるさまざまな効果について説明します。 「活用編」では、自分の演奏を録音できるレコーダーなどの発展的な 機能や、他の機器との接続方法、そしてMIDI機能について説明しま す。 「資料」では、クラビノーバの組み立てかたなど、お使いになる上で 役に立つ資料をまとめてあります。...
  • Page 3 正しくお使いいただくために ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 付属品 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特長 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 目的のページの見つけかた ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 表記上のきまり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ご使用前の準備 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 各部の名称とはたらき CLP-152/153 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ CLP-154 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ さあ!弾いてみましょう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10 デモ演奏を聴いてみましょう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 13 ペダル効果 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 15 リバーブ効果(CLP-154のみ) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 17 デュアル機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 19 メトロノーム機能 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 22 録音(CLP-152/153) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 24 再生(CLP-152/153) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 26 録音(CLP-154) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥...
  • Page 4 次のような場所でご使用になりますと、故障などの原 因となりますのでご注意ください。 ・ 窓際などの直射日光の当たる場所や、暖房器具のそ ばなど極端に熱い場所 ・ 温度の特に低い場所 ・ 湿気やホコリの多い場所 ・ 振動の多い場所 次のようなご使用は、故障や外装を傷める原因となり ますので、ご注意ください。 ・ 物をぶつけたり上に乗るなど、乱暴に扱う。 ・ 汚れた手や濡れた手で触る。 ・ ボタンやスイッチ類に無理な力を加える。 次のような物をクラビノーバの上に置きますと、水が こぼれて故障の原因になったり、外装を傷める原因と なりますので、ご注意ください。 ・ 水の入った花瓶や鉢 ・ 塩化ビニール加工された表紙の本、ビニール製品、 プラスチック製品 ・ お手入れは、フェルト布などの柔らかい乾いた布で 乾拭きするか、汚れのひどいときは少し水で湿らせ た布で拭いてください。アルコールやシンナーなど の溶剤は、絶対に使用しないでください。 ・ 市販の化学雑巾や外装手入れ剤のご使用は避けてく ださい。 ・ このクラビノーバは日本国内仕様です。電源は必ず AC100Vでご使用ください。 ・ ご使用にならないときは、電源スイッチを切ってく ださい。...
  • Page 5 ◆ AWM音源により、リアルで高品位な表現が可能です。 ◆ 最大28音(CLP-152/153)、最大32音(CLP-154)の同時発音により幅広い演奏表現が可能です。 ◆ ピアノのアクション機構解析から生まれた自然なタッチ感覚のAE鍵盤を採用しました。 ◆ デュアル機能により、2つの音色を重ねて演奏することができます。 ◆ ユニークなクラビノーバトーン音色により、新鮮な音楽表現が可能です。 ◆ 内蔵リバーブにより、音の響きを豊かにすることができます(CLP-154のみ)。 ◆ ダンパーペダルを踏んだときのアコースティックピアノの弦と響板の響きをシミュレートした 共鳴効果をも再現します(CLP-154のピアノ1、2のみ)。 ◆ メトロノームを装備しており、レッスンなどで有効にお使いいただけます。 ◆ 自分の演奏を録音したり、再生させることができます。 ◆ デジタル楽器の統一規格であるMIDI端子を装備しており、演奏表現の可能性がいっそう拡がり ます。 必要な情報を手早く見つける方法はいくつかあります。 ◆ 巻頭の「目次」を使う。 最も一般的な方法です。 ◆ 「はじめに」の中の「各部の名称とはたらき」 (6∼9ページ)を参考にする。 ボタンなどの働きがわからなくなったときに、有効な方法です。 パネルのイラストから、関連ページがすぐに捜し出せます。 この取扱説明書では、表記に次のような記号を使います。 : 補足説明です。 補足 : 本書の手順の説明のイラストで、ランプの点灯、点滅、消灯は、それ 点灯 点滅 消灯 ぞれこのように表します。...
  • Page 6 設置場所が決まりましたら、ペダルの下のアジャスター (必ず行ってください) を回して、ペダル部を床面に固定させてください。 アジャスターが固定されていないと、ペダルを踏んだと きにぐらつきが生じます。 ・CLP-154のペダルは3本あります。 家庭用(AC100V)コンセントに、電源プラグを差し込みま す。 電源(POWER)スイッチを押して電源を入れます。 POWER → 電源ランプが点灯します。 電源ランプ ボリューム(MASTER VOLUME)を中程まで上げておきま す。あとは、クラビノーバを実際にお使いいただきなが MASTER VOLUME ら、調節します。...
  • Page 7 ① ② ・ キーカバー兼譜面立ては、中間位置で使用または放置しないでください。 ・ キーカバー兼譜面立てを倒すときは、途中で手を離さな いでください。 ガイドレール ② ① ① ③ ② ・ 譜面立ては、中間位置で使用または放置しないでください。 ・ 譜面立てを倒すときは、途中で手を離さな いでください。 ① キーカバー兼譜面立てを、止まるまでゆっくり起こし ます。 ② 譜面止めレールを、止まるまで下に開きます。 ① 譜面止めレールを、止まるまで上に閉じます。 ② キーカバー兼譜面立てを、止まるまでゆっくり戻しま す。 ① 少しだけ持ち上げます。 ・ 持ち上げすぎないように、ご注意ください。 ② ガイドレールの上をすべらせて開けます。 ① ガイドレールに沿って下へすべらせます。 ② 手を添えて降ろします。 ① 譜面立てを、止まるまで手前に起こします。 ②...
  • Page 8 TEMPO MASTER VOLUME POWER ① ⑩ ⑪ デュアルで左側の音色を 1オクターブ上げる鍵盤   →20ページ POWER ① A -1 ⑩ A-1B-1 C0 ⑪ デュアルで左側の音色を 1オクターブ上げる鍵盤   →20ページ ③ ④ TEMPO METRONOME MASTER VOLUME CLAVINOVA PIANO TONE E. PIANO ② RECORDER METRONOME PLAY DEMO CLAVINOVA HARPSI- MIDI / PIANO TONE E.
  • Page 9 ソフトペダル (ソステヌートペダル) →15ページ CLP-152 デュアルで右側の音色を 1オクターブ上げる鍵盤   →20ページ デュアルで右側の音色を 1オクターブ上げる鍵盤   →20ページ 矢印(→)のページに詳しく説明してあります。 電源をオン/オフするスイッチです。このスイッチを押すと電 源が入り、もう一度押すと切れます。 音量を調節するためのスライダーです。 ダンパーペダル テンポを調節するためのスライダーです。 このボタンを押してランプを点灯させると、メトロノーム音 が加わります。 演奏に使う音色を選ぶことができます。 同時に2つのボタンを押すことで、2つの音色を重ねて演奏す ることもできます。(デュアル機能 →19ページ) 再生するときに押すボタンです。 録音するときに押すボタンです。 デモ演奏を聴くときに押すボタンです。 MIDI(ミディ)機能の設定をするときや、トランスポーズ(移調) の設定をするときに使用します。 ヘッドフォンを接続する端子です。ヘッドフォンを接続する と、クラビノーバのスピーカーからは音がでなくなりますか ら、夜間でも周りに迷惑をかけることがありません。 2つのヘッドフォンを接続することができますので、お子様の レッスンをもう一人の方が確認したり、アンサンブルも可能 です。耳をあまり刺激しないように、適度な音量でご使用く ださい。 電源を入れると点灯し、切ると消灯します。 ピッチ(音程)の設定で使用する鍵盤です。 トランスポーズ(移調)の設定で使用する鍵盤です。 デュアル機能での音量バランスを設定するときに使用する鍵 盤です。...
  • Page 10 矢印(→)のページに詳しく説明してあります。 ① ⑫ 電源をオン/オフするスイッチです。このスイッチを押すと電 源が入り、もう一度押すと切れます。 音量を調節するためのスライダーです。 このボタンを押してランプを点灯させると、演奏音に残響が 付け加わり、音の響きが豊かになります。 MIDI(ミディ)機能の設定をするときや、トランスポーズ(移調) の設定をするときに使用します。 ③ ② ④ REVERB ROOM HALL 1 HALL 2 MASTER VOLUME COSMIC TRANSPOSE POWER A -1 A-1B-1C0 ⑬ デュアルで左側の音色を 1オクターブ上げる鍵盤   →20ページ 演奏に使う音色を選ぶことができます。 同時に2つのボタンを押すことで、2つの音色を重ねて演奏す ることもできます。(デュアル機能 →19ページ) このボタンを押してランプを点灯させると、メトロノーム音 が加わります。 テンポを調節するためのスライダーです。 録音や再生するトラックを選択するためのボタンです。 再生するときに押すボタンです。 ⑤ MIDI / CLAVINOVA HARPSI-...
  • Page 11 ⑥ ⑦ TEMPO METRONOME RECORDER TEMPO METRONOME PLAY DEMO デュアルで右側の音色を 1オクターブ上げる鍵盤   →20ページ 録音するときに押すボタンです。 デモ演奏を聴くときに押すボタンです。 ヘッドフォンを接続する端子です。ヘッドフォンを接続する と、クラビノーバのスピーカーからは音がでなくなりますか ら、夜間でも周りに迷惑をかけることがありません。 2つのヘッドフォンを接続することができますので、お子様の レッスンをもう一人の方が確認したり、アンサンブルも可能 です。耳をあまり刺激しないように、適度な音量でご使用く ださい。 電源を入れると点灯し、切ると消灯します。 ソフトペダル ⑧ RECORDER PLAY DEMO ⑨ ⑩ ⑪ ピッチ(音程)の設定で使用する鍵盤です。 トランスポーズ(移調)の設定で使用する鍵盤です。 デュアル機能での音量バランスや、リバーブ効果の深さを設 定するときに使用する鍵盤です。 いろいろな設定を記憶させるときに使用する鍵盤です。 ダンパーペダル ソステヌートペダル →15ページ CLP-154 ⑰...
  • Page 12 CLAVINOVA PIANO TONE PIANO 1 PIANO 2 MASTER VOLUME 大きくなる 音 色 CLP- 152/153 ピアノ (PIANO) ピアノ1 (PIANO 1) ピアノ2 (PIANO 2) クラビノーバトーン (CLAVINOVA TONE) エレクトリックピアノ (E.PIANO) ハープシコード (HARPSICHORD) オルガン (ORGAN) 演奏したい音色のボタンを押します。 → ランプが点灯します。 ・ 下記の音色一覧表を参考にしてください。 HARPSI- E. PIANO CHORD ORGAN CLAVINOVA HARPSI- TONE...
  • Page 13 補足 ◆CLP-152/153:ピアノ (PIANO) ◆CLP-154:ピアノ1、2 (PIANO 1), (PIANO 2) トルコ行進曲 作曲:L.v. Beethoven この楽譜はPDF上では表示されません。 ◆クラビノーバトーン (CLAVINOVA TONE) 恋におちて 作曲:小林明子 この楽譜はPDF上では表示されません。 日本音楽著作権協会(出)許諾第9460023-401号...
  • Page 14 ◆エレクトリックピアノ (E.PIANO) ムーン・リバー 作曲:Henry Mancini この楽譜はPDF上では表示されません。 Moon RIVER from the Paramount firm "BREAKFAST AT TIFFANY'S" Word by Johnny Mercer Music by Henry Mancini C 1961 by FAMOUS MUSIC CORP. All rights reserved. Used by permission. Authorized to NICHION, INC. for sale only in Japan. 日本音楽著作権協会(出)許諾第9460023-401号 ◆ハープシコード...
  • Page 15 クラビノーバには、デモ演奏が各音色について1曲ずつ内蔵されており、いつでも自由に聴くこ とができます。 CLP-152/153: 5曲 CLP-154: 6曲 DEMO デモ演奏を聴きたい音色ボタンを押します。 ¢ 押したボタンのランプが点滅し、その音色に応じたデモ演奏がスタートします。その後、ス トップさせるまで音色ボタンの順番に連続演奏されます。 CLAVINOVA HARPSI- PIANO TONE E. PIANO CHORD CLAVINOVA PIANO 1 PIANO 2 TONE E. PIANO ・ デモ演奏中、別の音色ボタンを押すと、そのデモ曲に切り換わります。 ・ デモ演奏中の音色ボタンをもう一度押すと、デモ演奏はストップして再び選曲待ちの状態に戻 ります。 MASTER VOLUME 大きくなる DEMO 補足 デモ(DEMO)ボタンを押します。 → 音色ボタンのランプが順に点滅し、デモ演奏の選曲 待ち状態になります。 ORGAN HARPSI- CHORD...
  • Page 16 音 色 ピアノ (PIANO) ピアノソナタK.V.331第3楽章「トルコ行進曲」 クラビノーバトーン 「なき王女のためのパヴァーヌ」 (CLAVINOVA TONE) エレクトリックピアノ オリジナル (E.PIANO) ハープシコード 「調子のよい鍛冶屋」 (HARPSICHORD) オルガン (ORGAN) 「結婚行進曲」 音 色 ピアノ1 (PIANO 1) 練習曲変ト長調op.10-5「黒鍵」 ピアノ2 (PIANO 2) 「ル・ローヌ」 クラビノーバトーン 「なき王女のためのパヴァーヌ」 (CLAVINOVA TONE) エレクトリックピアノ オリジナル (E.PIANO) ハープシコード 「かっこう」 (HARPSICHORD) オルガン (ORGAN) 「主よ人の望みの喜びよ」 補足 曲名...
  • Page 17 ソフトペダル ダンパーペダル (ソステヌートペダル) CLP-152/153のスタンド部分には2つのペダルが ついています。左側のソフトペダルは切り換え て、ソステヌートペダルにすることもできます。 各ペダルの効果をうまく使い分けましょう。 アコースティックピアノを演奏する際に最もよく使うペダルです。 ペダルを踏むと、すべての音に余韻がかかります。 ・ CLP-154の場合は、ピアノ1、2の音色でリバーブの設定がオフのとき、アコースティックピア ノの弦と響板の響きをシミュレートした共鳴効果がかかります。 音色をピアノまたはピアノ1にして、次の楽譜のDの印でダンパーペダルを踏み、効果を確認し てください。 この楽譜はPDF上では表示されません。 ソフトペダル ソステヌートペダル CLP-154のスタンド部分には、ピアノと同じよう にダンパー、ソステヌート、ソフトというペダル がついています。各ペダルの効果をうまく使い分 けましょう。 オーラ・リー ダンパーペダル アメリカ民謡...
  • Page 18 MIDI / TRANSPOSE 音量がわずかに下がると同時に、音の響きが柔らかくなります。 音色をピアノまたはピアノ1にして、Sのマークからソフトペダルを踏み、効果を確認してくだ さい。 音の響きを柔らかくしたいところで使うと効果的です。 ペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけに余韻が付きます(ソステヌート効果)。ペダル を踏んだ後に弾いた音には、余韻は付きません。 低音部の音だけを響かせながら、右手でメロディを弾くときなどに使用します。 音色をピアノまたはピアノ1にして、初めの「ド」を弾いた直後にソステヌートペダルを踏み(ソ ステヌートペダルを踏むまで「ド」の音は離さない)、効果を確認してください。初めの「ド」の 音だけがのびたのがわかりますね。ソステヌート効果は、ドビュッシーの「月の光」などに使わ れています。 補足 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、ソフトペダル を踏むと、ソステヌートペダルになります。もう一度同 じ操作をすると、ソフトペダルに戻ります。...
  • Page 19 リバーブは、音に残響を付け加えて、音の響きを豊かにする効果です。 REVERB ROOM HALL 1 HALL 2 COSMIC リバーブはかかりません。 響きやすい部屋の中で弾いたときのような音になります。 小さなコンサートホールで弾いたときのような音になります。 大きなコンサートホールで弾いたときのような音になります。 こだまのような響きが加わった音になります。 ・ リバーブのタイプは全音色に共通の設定です。 リバーブボタンを押しながら、C2∼C4の鍵盤を押すことで、各音色についてリバーブのタイプご とに(次ページの表を参照)、リバーブの深さ(かかり具合)を調整することができます。 C2で最小、C4で最大となります。 ・ 設定したリバーブの深さは、電源をオフにするまで記憶されます。 ・ たとえば、オルガンを非常によく響く小さなコンサートホールで弾いたときのような音にした い場合は、オルガンの音色を選び、リバーブをホール1に設定し、改めてリバーブボタンを押 しながら、C4 (最大値の鍵盤)を押します。 REVERB ROOM HALL 1 HALL 2 COSMIC リバーブの深さ 最 小 リバーブ(REVERB)ボタンを何度か押して、希望するリ バーブのランプを点灯させてください。 ボタンを押すごとに、次のように切り換わります。 標 最 準...
  • Page 20 REVERB ROOM HALL 1 HALL 2 COSMIC それでは、リバーブを切り換えながら次の楽譜を演奏して、効果を実際に確かめてみましょう。 補足 音 色 ピアノ1 ピアノ2 クラビノーバトーン エレクトリックピアノ ハープシコード オルガン 電源をオフにした後も設定を記憶させておきたい場合 は、リバーブボタンを押しながら、C7 (右端)の鍵盤を押 します。 ・ 1回の操作で、今選んでいるリバーブのタイプと、各 音色についてリバーブのタイプごとに設定した深さの すべて(下表を参照)が記憶されます。 ロンドン橋 タイプ ルーム ホール1 イギリス民謡 ホール2 コズミック...
  • Page 21 2つの音色を選んで、重ねて演奏することができます。 HARPSI- CHORD ORGAN 組み合わせた2つの音色ボタンを押しながら、C2∼C4の鍵盤を押すことで、2つの音色の音量バ ランスを設定できます。 HARPSI- CHORD ORGAN 小 左側のボタンの音色 大 組み合わせたい2つの音色ボタンを同時に押します。 → ランプが点灯します。 大 右側のボタンの音色 同 一 音 量 小...
  • Page 22 HARPSI- CHORD ORGAN HARPSI- CHORD ORGAN 組み合わせた2つの音色ボタンを押しながら、 ・ いずれの場合も、もう一度同じ操作をすると、元の音 程に戻ります。 ・ 設定した音量バランスとオクターブの切り換えは、電 源をオフにするまで記憶されます。 左側のボタンの音色が1オクターブ上がる 左側のボタンの音色が1オクターブ上がる 電源をオフにした後も設定を記憶させておきたい場合 は、組み合わせた2つの音色ボタンを押しながら、C7 (右端)の鍵盤を押します。 ・ 1回の操作で、各音色の組み合わせごとに設定した内 容すべて(音量バランスとオクターブの設定)が記憶さ れます。 右側に配置されているボタン の音色が、1オクターブ上が ります。 左側に配置されているボタン の音色が、1オクターブ上が ります。 右側のボタンの音色が 1オクターブ上がる 右側のボタンの音色が 1オクターブ上がる...
  • Page 23 それでは、ピアノ(またはピアノ1)とクラビノーバトーンのデュアル状態にして、次の楽譜を演奏 してみましょう。 この楽譜はPDF上では表示されません。 WHEN YOU WISH UPON A STAR Word by Ned Washington Music by Leigh Harline C 1940 by BOURNE CO.(Renewed 1961) International Copyright Secured. All Rights Reserved. The Rights for Japan Administered by HIGH NOTE PUBLISHING CO., LTD. 日本音楽著作権協会(出)許諾第9460023-401号 補足...
  • Page 24 正確なテンポで演奏したいときは、クラビノーバのメトロノームをお使いください。 METRONOME メトロノームボタンを押しながら、テンポ(TEMPO)スライダーを動かすことで、メトロノームの 音量を調節できます。 METRONOME METRONOME メトロノームボタンを押しながら、音色ボタンを押すことで、メトロノームの拍子を設定できま す。音色ボタンには、次のように拍子が割り当てられています。 METRONOME METRONOME メトロノーム(METRONOME)ボタンを押します。 → メトロノームボタンのランプが点灯し、メトロノー ムがスタートします。 ・ 録音した曲の再生中に押すと、再生のタイミングに合 わせて、メトロノームが鳴ります。 最 標 最 小 準 大 TEMPO 最 標 最 小 準 大 TEMPO アクセント 2拍子 3拍子 4拍子 6拍子 なし CLAVINOVA HARPSI- PIANO TONE E.
  • Page 25 =32 =120 =280 TEMPO METRONOME 補足 52 56 66 70 76 80 90 94 42 46 52 56 66 70 76 80 90 94 テンポスライダーを動かすことで、メトロノームの速さ (1分間の拍数)を =32∼280の範囲で調節できます。 メトロノームボタンを押します。 → メトロノームボタンのランプが消灯して、メトロ ノームが止まります。 104 108 114 118 128 132 142 144 152 156 中央のド...
  • Page 26 CLP-152/153にはレコーダーがあり、自分の演奏を1曲録音することができます。 録音したい音色のボタンを押します。 ・ 録音中に音色を切り換えると、その操作も記録され、再生時に同じタイミングで音色が切り換 わります。 RECORDER PLAY 赤色に点灯 メトロノームボタンを押します。 ・ メトロノームのテンポや音量を調節したり、拍子を設定することができます(22ページ参照)。 ・ メトロノームの音は録音されません。 演奏を始めます。 → 鍵盤を押した時点から録音が始まります。 ・ 曲のはじめに何拍かの無演奏部分が必要なときは、プレイ(PLAY)ボタンを押します。録音が始 まりますので、必要な拍数だけ待ってから演奏を始めます。 RECORDER PLAY 消灯 補足 レコード(REC)ボタンを押します。 → レコードボタンのランプが赤色に点灯し、録音待機 状態になります。 ・ 録音を中止するときは、もう一度レコードボタンを押 します。 レコードボタンまたはプレイボタンを押します。 → レコードボタンのランプは消灯し、再生待機状態に なります。...
  • Page 27 データ 初期値 録音中 押鍵情報 × 音色 ○ デュアル音色 ○ デュアルバランス ○ ダンパーペダル ○ ソフトペダル ○ ソステヌートペダル × テンポ ○ 録音が終わったあとで、録音した曲の初期値を変更することができます。変更できる内容は、上 表をご覧ください。 ① レコードボタンを押します。 → レコードボタンのランプが赤色に点灯して、録音待機状態になります。 ② パネルを操作して初期値を変更します。 ③ レコードボタンを押します。 ・ 誤ってプレイボタンや鍵盤を押さないでください。プレイボタンや鍵盤を押すと録音が開始さ れてしまい、録音済みの曲が消えてしまいます。 → レコードボタンのランプが消灯します。 ・ たとえば、録音したピアノの音色をエレクトリックピアノに変更したいときは、レコードボタ ンを押して録音待機状態にし、次にエレクトリックピアノの音色ボタンを押し、再びレコード ボタンを押します。これで音色がエレクトリックピアノに変更されます。 ① レコードボタンを押して録音待機状態にします。 ②...
  • Page 28 録音した曲を再生させてみましょう。 RECORDER PLAY ボリュームで音量を調節します。 RECORDER PLAY =32 =120 =280 TEMPO MIDI / TRANSPOSE 補足 プレイ(PLAY)ボタンを押します。 → 再生が始まります。 ・ 再生音に合わせて、演奏することができます。 もう一度プレイボタンを押します。 ・ 曲の最後まで再生させたときは、プレイボタンを押さ なくても再生が終わります。 再生中にテンポスライダーを動かすことで、テンポを変 更することができます。 ・ メトロノームボタンを押しながら鍵盤を押すことで、 テンポを正確に変更することもできます(23ページ参 照)。 再生中にMIDI/トランスポーズボタンを押しながらレコー ドボタンを押すことで、早送りができます。 → 早送り音が聴こえます。 ・ 操作をやめたところから、通常の再生音に戻ります。...
  • Page 29 CLP-154のレコーダーには2つのトラック(1と2)があり、それぞれのトラックに1パートずつ録音 して、1曲を仕上げることができます。たとえば、まずトラック1にピアノのパートを録音し、次 にそれを聴きながら、トラック2にハープシコードのパートを録音するというような要領です。 ・ それぞれのトラックに何のパートを入れるかは、自由に決めることができます。 はじめに、トラック1に録音してみましょう。 録音したい音色のボタンを押します。 ・ 録音中に音色を切り換えると、その操作も記録され、再生時に同じタイミングで音色が切り換 わります。 RECORDER 赤色に 点灯 PLAY メトロノームボタンを押します。 ・ メトロノームのテンポや音量を調節したり、拍子を設定することができます(22ページ参照)。 ・ メトロノームの音は録音されません。 演奏を始めます。 ¢ 鍵盤を押した時点から録音が始まります。 ・ 曲のはじめに何拍かの無演奏部分が必要なときは、プレイ(PLAY)ボタンを押します。録音が始 まりますので、必要な拍数だけ待ってから演奏を始めます。 RECORDER 緑色に 点灯 PLAY 消灯 RECORDER PLAY レコード(REC)ボタンを押します。 → レコードボタンとトラック1ボタンのランプが赤色に 点灯し、トラック1への録音待機状態になります。 ・ 録音を中止するときは、もう一度レコードボタンを押 します。 レコードボタンまたはプレイボタンを押します。 →...
  • Page 30 もう一度プレイボタンを押します。 ・ 曲の最後まで再生させたときは、プレイボタンを押さなくても再生が終わります。 補足 今録音したトラック1を再生させながら、トラック2に録音してみましょう。 トラック2に録音したい音色のボタンを押します。 RECORDER 緑色に 点灯 PLAY 演奏を始めます。 → 鍵盤を押した時点からトラック2への録音が始まります。トラック1の再生音を聴きながら、 録音することができます。 ・ 曲の途中から演奏を始めるときは、プレイボタンを押します。再生音を聴いて、必要なところ から演奏を始めます。 レコードボタンまたはプレイボタンを押します。 → レコードボタンのランプが消灯し、トラック1とトラック2ボタンのランプが緑色に点灯し て、再生待機状態になります。 レコードボタンを押したあと、トラック2ボタンを押し ます。 → レコードボタンとトラック2ボタンのランプが赤色に 赤色に 点灯 点灯し、トラック2への録音待機状態になります。 トラック1は緑色に点灯して再生待機状態です。...
  • Page 31 補足 データ 初期値 録音中 押鍵情報 × 音色 ○ デュアル音色 ○ ダンパーペダル ○ ソフトペダル ○ ソステヌートペダル × デュアルバランス ○ データ 初期値 録音中 リバーブの種類 ○ リバーブの深さ ○ テンポ ○ 録音が終わったあとで、トラックごと、または両トラック共通の初期値を変更することができま す。変更できる内容は、上表をご覧ください。 ① レコードボタンを押します。 → レコードボタンのランプが赤色に点灯して、録音待機状態になります。 ② 変更するトラックを選んで、トラックボタンを押します。 → 押したボタンのランプが赤色に点灯して、録音待機状態になります。 ③ パネルを操作して初期値を変更します。(たとえば、ピアノ1の音色をエレクトリックピアノに 変更したいときは、ここでエレクトリックピアノの音色ボタンを押します。) ④...
  • Page 32 録音した曲を再生させてみましょう。 RECORDER PLAY ボリュームで音量を調節します。 RECORDER PLAY =32 =120 =280 TEMPO MIDI / TRANSPOSE トラックボタンのランプが緑色に点灯する場合は、そのトラックにデータが記録されています。 トラックボタンを押して緑色のランプを消灯させると、そのトラックの再生をオフにすることが できます。 RECORDER パート オフ 補足 プレイ(PLAY)ボタンを押します。 → 再生が始まります。 ・ 再生音に合わせて、演奏することができます。 もう一度プレイボタンを押します。 ・ 曲の最後まで再生させたときは、プレイボタンを押さ なくても再生が終わります。 再生中にテンポスライダーを動かすことで、テンポを変 更することができます。 ・ メトロノームボタンを押しながら鍵盤を押すことで、 テンポを正確に変更することもできます(23ページ参 照)。 再生中にMIDI/トランスポーズボタンを押しながらレコー ドボタンを押すことで、早送りができます。 → 早送り音が聴こえます。 ・ 操作をやめたところから、通常の再生音に戻ります。 オフにする方のトラック(1または2)ボタン...
  • Page 33 弾く強さによる音の強弱の変化の度合い(感度)を、4種類の中から選ぶことができます。 (鍵盤自体の重さは変わりません。) REVERB ハード ROOM ミディアム HALL 1 HALL 2 ソフト MIDI / COSMIC TRANSPOSE オフ(ランプ消灯) ピアニッシモからフォルティッシモまでダイナミックな演奏がで きるタッチです。 標準的なタッチです。 比較的音のつぶがそろいやすいタッチです。 タッチによる強弱は付きません。 ・ タッチ感度は、全音色に共通の設定です。 ・ 設定した感度は、電源をオフにするまで記憶されます。 REVERB ROOM HALL 1 HALL 2 MIDI / COSMIC TRANSPOSE 補足 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、リバーブボタ ンを押すことで、タッチ感度を4種類の中から選ぶこと ができます。希望する感度に対応するランプを点灯させ てください。 ボタンを押すごとに次のように切り換わります。...
  • Page 34 押さえる鍵盤を変えずに、歌う人の声や他の楽器の高さに、キー(調)を合わせることができま す。(つまり、弾く鍵盤の位置と発音される音の高さをずらすことができます。) ・ -6∼+6半音の範囲でずらすことができます。「ド」の音なら低い方に最大で「ファ 」(半オクター ブ下)まで、高い方も最大で「ファ 」(半オクターブ上)までずらすことができます。 たとえば、+5半音ずらす(完全4度上げる)と、下の楽譜Aを弾くと、楽譜Bのように鳴ります。 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、F 2∼F 3の鍵盤を押すことで、移調量を設定できま す。 -6半音に設定されます。   ↑ 標準状態(0)です。   ↓ +6半音に設定されます。 MIDI / TRANSPOSE 補足 → 移調量 -5 -3 -1 0 +2 +4 +5...
  • Page 35 合奏のときなどに、音程(ピッチ)を正確に合わせるための機能です。他の楽器と微妙に音程が異 なる場合は、この機能を使って音の高さを合わせます。 ・ 約-50セント∼約+50セントの範囲で、CLP-152/153は約1.6セントきざみの設定、CLP-154は約 1.2セントきざみの設定ができます(100セント=半音)。 ① CLP-152の場合は、E0とF0の鍵盤(左端の白鍵2つ)を同時に押しながら、 CLP-153/154の場合は、A-1とB -1の鍵盤(左端の白鍵2つ)を同時に押しながら、 ② C3∼B3のいずれかの鍵盤を押します。1回押すごとに1きざみずつ音程が上がります。音を聴 きながらこきざみに音程を上げて、他の楽器と合わせてください。 ① CLP-152の場合は、E0とF 0の鍵盤(左端の白鍵と黒鍵)を同時に押しながら、 CLP-153/154の場合は、A-1とA -1の鍵盤(左端の白鍵と黒鍵)を同時に押しながら、 ② C3∼B3のいずれかの鍵盤を押します。1回押すごとに1きざみずつ音程が下がります。音を聴 きながらこきざみに音程を下げて、他の楽器と合わせてください。 A -1 いずれかの鍵盤を押す いずれかの鍵盤を押す いずれかの鍵盤を押す いずれかの鍵盤を押す...
  • Page 36 ① CLP-152の場合は、E0とF0とF 0の鍵盤(左端の白鍵2つと黒鍵1つ)を同時に押しながら、 CLP-153/154の場合は、A-1とA -1とB-1の鍵盤(左端の白鍵2つと黒鍵1つ)を同時に押しなが ら、 ② C3∼B3のいずれかの鍵盤を押します。 A -1 設定した音程は、電源をオフにするまで記憶されます。CLP-154の場合は、電源をオフにした後 も設定を記憶させておくことができます。 ① 操作1∼3の各①の鍵盤(A-1とB-1、またはA-1とA -1、またはA-1とA -1とB-1)を同時に押しなが ら、 ② C7 (右端)の鍵盤を押します。 A -1 1∼3それぞれの操作に 応じた押しかた 補足 いずれかの鍵盤を押す いずれかの鍵盤を押す...
  • Page 37 リアパネルの付属端子を使って、各機器と接続できます。なお、MIDI端子については次ページを ご覧ください。 クラビノーバ AUX IN AUX. OUT L/L+R ピン→フォーン 変換プラグ AUX OUT ピンプラグ または フォーンプラグ (標準) オーディオ接続コード クラビノーバ AUX IN AUX. OUT L/L+R AUX IN フォーンプラグ (標準) オーディオ接続コード 補足 クラビノーバに記憶させたすべての設定を消して、工場出荷状態に戻すことができます。 補足 オーディオ接続コードを使って図のように接 ステレオ 続すると、ステレオなどからより大きな音を 出したり、演奏を録音できます。 ステレオに接続したときは、クラビノーバの AUX IN ボリューム(MASTER VOLUME)を半分くら ピンプラグ...
  • Page 38 図のようにクラビノーバのMIDI OUTと、他のMIDIキーボー ドまたは音源モジュールのMIDI INをつないで、クラビノーバ を演奏すると、まったく違う音色によるユニゾンで鳴らすこ とができます。 当然ですが、逆に他のMIDIキーボードのMIDI OUTとクラビ ノーバのMIDI INをつなぐことによって、他のMIDIキーボー ドからクラビノーバをコントロールすることもできます。 クラビノーバ MIDIキーボードまたは音源モジュール MIDI IN CLP-154 MIDI OUT 注意: 他のMIDI機器と接続して鳴らす場合は、次ページの 方法でMIDIチャンネルを合わせる必要があります。 コンピューターやシーケンサーの自動演奏の音源として、ク ラビノーバを使うことができます。 38ページのマルチティンバー機能を使うことによって、内蔵 されている複数の音色で同時に鳴らすことができます。 クラビノーバ CLP-154 MIDI IN 注意: コンピューターを使う場合は、シーケンスソフトと MIDIインターフェースが必要です。 MIDIを利用するには、専用のMIDIケーブルを使って正しく MIDI端子を接続する必要があります。 通常、MIDI端子は図のように3種類あります。 MIDI信号を受ける端子です。 MIDI信号を出力する端子です。 MIDI INに入ってきたMIDI信号を、そのまま出力します。 MIDI機器をたくさん接続するときに便利ですが、あまりたく さんのMIDI機器のTHRU端子を通過させると、MIDI信号が遅...
  • Page 39 MIDIを利用するときには、目的に応じて設定しておかなけれ ばならない項目がいくつかあります。 MIDIデータは一部を除いて、1∼16のチャンネルを持ってい ます。 MIDIデータを扱う場合、送信側と受信側でこのMIDIチャンネ ルを合わせておく必要があります。 送信側からMIDIデータが送られてくると、受信側で設定され ているチャンネルと一致するものだけを受け付け、異なる チャンネルのデータは無視するようになっています。 また、特別にオムニ・オン (OMNI ON)という状態がありま す。これはMIDIチャンネルに関係なく、受信したMIDIデータ をすべて受け付ける状態です。 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、C1∼D 2の鍵盤を 押すと、図のように送信チャンネルが設定されます。 1 3 5 6 8 10 12 13 15 1 3 5 6 8 10 12 13 15 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、C4∼E5の鍵盤を 押すと、図のように受信チャンネルが設定されます。 1 3 5 6 8 10 12 13 15 OMNI ON 1 3 5 6 8 10 12 13 15 ・...
  • Page 40 MIDIを使って送信側の機器から受信側の機器の音色ナンバー を切り換えることができます。これをプログラムチェンジと いいます。 いろいろなMIDIシステムを組んでいくと、このプログラム チェンジのデータの送受信ができたほうが便利な場合と、で きないほうが便利な場合とがあります。 プログラムチェンジをオフにすると、プログラムチェンジの 情報を送受信しなくなります。 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、クラビノーバトー ン(CLAVINOVA TONE)ボタンを押すごとに、オン/オフが切 り換わります。 → 操作中は、プログラムチェンジ=オフでクラビノーバ トーンボタンのランプが点灯、プログラムチェンジ=オ ンで消灯します。 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、ピアノ2 (PIANO 2)ボタンを押すごとに、オン/オフが切り換わります。 → 操作中は、プログラムチェンジ=オフでピアノ2ボタンの ランプが点灯、プログラムチェンジ=オンで消灯しま す。 ・ 電源をオンにしたときは、プログラムチェンジ=オンに設 定されます。 MIDIではペダルやボリュームなど、いろいろなデータの送受 信も行えます。これらはコントロールチェンジとしてまとめ て扱われます。 コントロールチェンジをオフにすると、コントロールチェン ジの情報を送受信しなくなります。 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、エレクトリックピ アノ (E. PIANO)ボタンを押すごとに、オン/オフが切り換わ ります。 → 操作中は、コントロールチェンジ=オフでエレクトリッ クピアノボタンのランプが点灯、コントロールチェンジ =オンで消灯します。 MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、クラビノーバトー...
  • Page 41 ① MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、ハープシコー ド(HARPSICHORD)ボタンを押すごとに、MIDIスプリッ ト&レフトローカル・オフと通常の状態が切り換わりま す。 → 操作中は、MIDIスプリット&レフトローカル・オフでハー プシコードボタンのランプが点滅、通常の状態で消灯し ます。 ② MIDI/トランスポーズボタンを押したまま、境にしたい鍵 盤を押します。 → 操作中は、MIDIスプリット&レフトローカル・オフでハー プシコードボタンのランプが点灯、通常の状態で消灯し ます。 ・ MIDIスプリット&レフトローカル・オフのときは、低音部 はチャンネル2で送信、高音部は送信チャンネルで送信さ れます。 ・ 電源をオンにしたときは、通常の状態に設定されます。 ・ 境にした鍵盤は、常に低音部に含まれます。電源をオンに したときは、境の鍵盤はF 2に設定されます。 前項のMIDIスプリット&レフトローカル・オフは低音部の音 がクラビノーバでは鳴らないようにする機能ですが、この機 能は逆に、高音部の音がクラビノーバでは鳴らないよう (MIDIスプリット&ライトローカル・オフ)にする機能です。 ① MIDI/トランスポーズボタンを押しながら、オルガン (ORGAN)ボタンを押すごとに、MIDIスプリット&ライト ローカル・オフと通常の状態が切り換わります。 → 操作中は、MIDIスプリット&ライトローカル・オフでオル ガンボタンのランプが点滅、通常の状態で消灯します。 ② MIDI/トランスポーズボタンを押したまま、境にしたい鍵 盤を押します。 →...
  • Page 42 [9nH]→[kk]→[vv] 9nH = ノートオン/オフ情報(n=チャンネルNo.) kk = ノートNo. CLP-152 (送信:22∼109=A -1∼C 7) (受信:21∼108=A-1∼C7) CLP-153/154 (送信:15∼114=D -1∼F 7) (受信:21∼108=A-1∼C7) vv = ベロシティ(ノート・オン=01H∼7FH、ノート・オフ=0) [8nH]→[kk]→[vv] 8nH = ノート・オフ情報(n=チャンネルNo.) kk = ノートNo. CLP-152 (送信:22∼109=A -1∼C 7) (受信:21∼108=A-1∼C7) CLP-153/154 (送信:15∼114=D -1∼F 7) (受信:21∼108=A-1∼C7) vv = ベロシティ(ノート・オフ=00H∼7FH) ※...
  • Page 43 F0H、43H、0nH、7CH、00H、1BH (n=チャンネルNo.) 53H、4BH、20H、20H (SK) 43H、4CH、50H、27H、39H、34H (CLP '94) 3xH、3yH (x,y=バージョンNo.) [パネルデータ] [チェックサム(1バイト)]=0−(53H+4BH+20H+……+データエンド) ①音色番号 ②デュアル音色 ③デュアルオン/オフ ④デュアルバランス ⑤0 ⑥0 ⑦0 ⑧リバーブ(CLP-152/153は0) ⑨リバーブの深さ(CLP-152/153は0) ⑩タッチセンシティビティ(CLP-152/153は0) ⑪ソフト/ソステヌート(CLP-154は0) ⑫スプリットポイント ⑬0 ⑭テンポ(絶対値 下位バイト) ⑮テンポ(絶対値 上位バイト) F0H、43H、73H (機種ID) (バルクID) (バルクNo.) (CLP-152/153) 03H、0FH、0AH、02H (データ長=wxyzH 0x1fd1*2バイト) (CLP-154) 0DH、00H、07H、0CH (データ長=wxyzH 0x683e*2バイト) [パネルデータ] (シーケンスデータ) [チェックサム(1バイト)]=0−sum(バルクデータ) F0H、43H、0nH、7DH、00H、10H (n=チャンネルNo.) 53H、4BH、20H、20H...
  • Page 44 YAMAHA [ Clavinova ] Model CLP-152/153/154 MIDI Implementation Chart Function Basic Default Channel Changed Default Mode Messages Note Number : True voice Velocity Note on Note off After Key's Touch Ch's Pitch Bender Control Change Program Change : True #...
  • Page 45 ・ 部品をまちがえたり、向きをまちがえないように注意して、手順どおりに組み立ててください。 ・ 組み立ては、必ず2人以上で行ってください。 ・ ネジは指定のサイズ以外のものは使用しないでください。サイズの違うネジを使用すると、製品の破損 や故障の原因となる場合があります。 ・ ネジは各ユニット固定後、ゆるみがないよう増し締めを行って確実に固定してください。 ・ 解体するときは、組み立てと逆の手順で行ってください。 ネジセット VS31600 長いネジ (金色) ×6 ① 短いネジ (頭大) ×4 ③ (5×40mm) (6×18mm) 短いネジ (頭小) ×4 ② 細いネジ (黒色) ×4 ④ (6×16mm) (4×25mm) 本体 (A) 左板 (C) 裏板 (B) 左足 (F) 下板 (E) 裏側にペダルコードが 束ねてあります。 コードクランプ...
  • Page 46 ※指をはさまないように十分注意してください。 本体の端から10cm以上内側 を持ち、フックを引っかけ ながらのせる。 (1) 前面から見て、本体の張り出し 部分が左右均等になるように調 整する。 (2) 前面より、短いネジ(頭 ペダル コード (1) コードクランプ 小)②で固定する。 でペダルコード を固定する。 (2) つまみが前面側に くる向きで、プラ グを差し込む。 アジャスターを回して、 床にぴったりつける。...
  • Page 47 ・ 部品をまちがえたり、向きをまちがえないように注意して、手順どおりに組み立ててください。 ・ 組み立ては、必ず2人以上で行ってください。 ・ ネジは指定のサイズ以外のものは使用しないでください。サイズの違うネジを使用すると、製品の破損 や故障の原因となる場合があります。 ・ ネジは各ユニット固定後、ゆるみがないよう増し締めを行って確実に固定してください。 ・ 解体するときは、組み立てと逆の手順で行ってください。 ・ CLP-153の形状で説明しています。CLP-154と異なるところがありますが、組み立てかたは同じです。 ネジセット VS31610 長いネジ (金色) ×6 ① 短いネジ (頭大) ×4 ③ (5×40mm) (6×18mm) 細いネジ (黒色) ×2 ④ (4×16mm) 短いネジ (頭小) ×4 ② (6×16mm) コードクランプ×2 ⑤ 本体 (A) 左板 (C) 裏板 (B) 左足 (F) 下板 (E) 裏側にペダルコードが...
  • Page 48 ※指をはさまないように十分注意してください。 本体の端から10cm以上内側 を持ち、フックを引っかけ ながらのせる。 (1) 前面から見て、本体の張り出し 部分が左右均等になるように調 整する。 (2) 前面より、短いネジ(頭 (1) ペダルコードを裏板 の切り欠きから前面 に通し、つまみが前 面側にくる向きで、 プラグを差し込む。 小)②で固定する。 (1) ペダルコードを裏板 の切り欠きから前面 に通し、つまみが内 側にくる向きで、プ ラグを差し込む。 (2) コードクランプ ⑤を図の位置に 貼り付け、ペダ ルコードを固定 する。 (3) アジャスターを回 して、床にぴった りつける。...
  • Page 49 AWM音源 最大28音 ピアノ、クラビノーバトーン、エレクトリックピアノ、ハープシコード、 オルガン デュアル、トランスポーズ、ピッチコントロール、メトロノーム、テンポ、 デモ演奏 録音/再生、早送り 電源スイッチ、ボリューム、ダンパーペダル、ソフト/ソステヌートペダル ヘッドフォン端子(x2)、 AUX出力端子(L/L+R、R):出力インピーダンス600Ω、 AUX入力端子(L、R):入力インピーダンス10kΩ/入力感度-10dBm、 MIDI端子(IN、OUT) 20W×2 16㎝×2 AC100V、50/60Hz 仕上げ: ダークローズウッド調仕上げ 回転式キーカバー兼譜面立て 椅子・BC-8、保証書、ご愛用者カード、取扱説明書(本書) 88鍵 (A-1∼C7)、イニシャルタッチ付き AWM音源 最大32音 ピアノ1、ピアノ2、クラビノーバトーン、エレクトリックピアノ、 ハープシコード、オルガン リバーブ、デュアル、タッチセンシティビティ、トランスポーズ、 ピッチコントロール、メトロノーム、テンポ、デモ演奏 2トラック録音/再生、早送り、パート・オフ 電源スイッチ、ボリューム、ダンパーペダル、ソステヌートペダル、 ソフトペダル ヘッドフォン端子(x2)、 AUX出力端子(L/L+R、R):出力インピーダンス600Ω、 AUX入力端子(L、R):入力インピーダンス10kΩ/入力感度-10dBm、 MIDI端子(IN、OUT、THRU) 20W×2 13㎝×2 AC100V、50/60Hz 仕上げ: ダークローズウッド調仕上げ 間口: 141.4㎝ 奥行き: 50㎝ 高さ: 89.1㎝(106.1cm*)、重量: 58㎏ スライド式キーカバー、折りたたみ式譜面立て...
  • Page 50 ¥5,500 ¥69,000 ¥50,000 オーケストラ音源をバックに、ピアノプレイが楽し めます。 下記7シリーズが発売されています。 ・クラシック ・ジャズ ・ポピュラー ・スクリーン ・ファミリー ・メソッド ・弾き語り (各巻 ¥3,000∼¥5,000) ピアノソロ鑑賞用としてお楽しみいただけます。 (アーティストシリーズ各巻 ¥5,500より) (リスニングシリーズ他、各巻 ¥4,000より) クラビノーバ、ピアノプレーヤ共用のアンサンブル ソフトです。 (各巻税込価格 ¥1,854∼¥1,869) ※表示の価格には、消費税は含まれていません。...
  • Page 51 〒064 札幌市中央区南10条西1丁目1-50 ヤマハセンター内 TEL. 011 ( 513) 5036 〒983 仙台市若林区卸町5-7 仙台卸商共同配送センター3F TEL. 022 ( 236) 0249 〒211 川崎市中原区木月1184 TEL. 044 ( 434) 3100 〒108 東京都港区高輪2-17-11 ( お持込み修理のみお取扱い) TEL. 03 ( 5488) 6625 〒435 浜松市上西町911 ヤマハ㈱宮竹工場内 TEL. 053 ( 465) 6711 〒454 名古屋市中川区玉川町2-1-2 ヤマハ㈱名古屋流通センター3F TEL.
  • Page 52 M.D.G., EMI Division C Yamaha Corporation 1994 VS09540 512APAP3.3-05C0...

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Clavinova clp-153Clavinova clp-154